トップメッセージ
2008年 2月15日更新
株主・投資家の皆様へ
■はじめに
株主・投資家の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 また平素は格別のご厚情を賜り、感謝申し上げます。半導体・電子部品の流通を通じ、設計・試作や少量多品種のものづくりに貢献するために創業した当社も、成長を続けながら8年目に入りました。ひとえに、お客様、パートナー企業をはじめ、多くの方々によるご支援の賜物と感じております。厚く御礼申し上げます。
■当社の事業環境および事業概況
このほどご報告させて頂きました第7期(07年12月期)通期業績では、連結売上高は29.5億円、連結経常利益は1.7億円、連結純利益は3.7億円となりました。7期目にして創業以来初めて減収となったことにつきましては、非常に厳粛に受け止めておりますが、今後の継続的な売上および利益成長のための準備段階であったと考えております。実際、当社の顧客数(受注会員数)や受注件数について、第7期も継続的に拡大したことは、事業体質がより筋肉質になった証明であると考えており、様々な取り組みの結果が少しずつ具現化した収穫の多い年でした。
当社の主要事業である電子デバイス事業では、設計・試作ニーズ向けに戦略的な品揃えを強化し、汎用電子部品のラインアップを広げたことが、受注会員数と受注件数の増加につながりました。Web会員数は、2007年12月末現在、約45,000名、17,500社の会員を保有するまでになりました。顧客数増加と小口の設計・試作ニーズの受注拡大のため、本事業の売上総利益率は第6期29.1%から第7期33.1%へ4ポイント拡大した一方で、受注単価は第6期約41,000円から第7期約25,000円へと下落しました。第6期は電子デバイス市場を取り巻く景況感の影響により、大口および緊急調達ニーズの受注が多くありましたが、第7期は大口特需が急激に落ち込んだことも受注単価の低下に影響したと考えております。
当事業は、顧客へのサービス啓蒙期から約40万人の設計エンジニア、資材担当者市場に対し、本格的に顧客開拓するステージへと移ったと考えております。今後も引き続き小口の需要を主としたビジネスモデルを追求することに注力し、お客様に当社サービスの利便性や優位性を理解していただくことで、お客様の数とその利用頻度を最大限に上昇させたいと考えております。
メディアコミュニケーション事業とソリューション事業については、電子デバイス事業を補完する事業としてのシナジー作りと共に、業績面でも順調に推移しました。特にメディアコミュニケーション事業について、今期は連結子会社E2パブリッシング(株)が、国内大手専門メディアグループのインプレスグループと戦略提携し、その株式を一部譲渡したことにより、子会社株式売却益を特別利益に計上したため、当期純利益は前期を大きく上回りました。第8期(08年12月期)からは新メディアの共同開発やサービス拡大を徐々に推進してまいります。ソリューション事業についても、06年9月に設立したジェイチップ株式会社の業績が今期は通期貢献したことにより、収益は大幅に伸長しました。今後もエレクトロニクス分野の各種ソリューション事業を拡充し、お客様に対して幅広いサービスの提供を行っていきたいと考えております。
■今後の取り組み
当社および当社グループは、引き続き「エレクトロニクス産業のものづくりを支えるプラットフォーム」となるべく、事業基盤を固め、中長期的な成長を目指していきたいと考えております。電子デバイス事業で展開する半導体・電子部品のネット通販事業は、設計・試作を担当するエンジニアがお客様の約80%を占めており、エレクトロニクス産業をささえる「技術者」から多くの支持をいただいています。「早く」、「少量から」、「一括で」、「安く」というお客様ニーズに対し常に高いレベルでお答えさせていただけるよう、徹底したお客様視点でのアクションプランを展開してまいります。
お客様への戦略的なアプローチとして、これまで大手電子機器メーカーとのイントラネット接続や、大学生協向けASPサービスを実行してまいりました。今後も同様のサービスの拡大やお客様の利便性向上を追及し、日本の商習慣に徹底対応したサービス作りと特定顧客グループに対するサービスメニューの拡大に取り組みます。また、昨年から発行を開始した紙のカタログによる顧客への商品紹介、サービス訴求について、紙媒体の一覧性や保存性のメリットを活かして、潜在層のお客様へはWeb会員化を促進、既存のWeb会員に対しては品揃えやサービスを周知し、今後もWeb通販サービスに加え、カタログメディアの活用による顧客サービスの拡大を目指したいと考えております。
当社の商品の仕入先である、半導体・電子部品メーカーとの連携面では、小口ニーズ開拓の為に当社Webサイトとの連携を推進しており、第8期(08年12月期)に入ってからは電子部品のトップメーカーの一つである村田製作所が運営するネット通販サイトを当社サイトへ統合、同じく電子部品と制御機器のトップメーカーの一つであるオムロン子会社、オムロンツーフォーサービスが取り扱ってきた一部商品を4月上旬より当社サイトに統合し制御機器などの商品群を大幅に拡充することなど、提携関係を拡大しております。半導体・電子部品メーカーにとって当社は、エンジニアを中心とした小口ニーズのスピード納品サービスを担う重要なインフラとなってきており、当社にとっての品揃え拡大につながる提携を積極的に進めていく方針です。
当社の物流やシステムにつきましても、第8期(08年12月期)は改善を強化していきたいと考えております。お客様サービス強化の為、小口物流体制とシステム強化への継続投資をしていく方針で、受注件数の増加や品揃え拡大、即納商品のラインアップ強化と連動し、物流システムのインフラ体制を質と量ともに拡大していきたいと考えております。
今後、さらなる事業の成長にあわせて、企業規模も拡大していくことが想定されますが、柔軟性と気風活発なベンチャー企業文化を維持しながら、エレクトロニクス業界におけるネット通販のリーダー企業として、よりダイナミックな事業展開を実行していきたいと考えております。
チップワンストップグループは、日本のエレクトロニクス産業とエンジニアのお役に立てるサービスを提供することによって成長し、しいては企業価値の向上を通じて皆さまのご期待に沿えるよう全力を尽くしてまいります。 今後とも皆さまのご理解・ご支援のほど、重ねてお願い申し上げます。
| 2008年2月15日 | |
| 株式会社チップワンストップ | |
| 代表取締役社長 | |
| 高乗正行 |





